【初心者向け】ストレッチの方法!
皆さんこんにちは!
大阪・四ツ橋・心斎橋で活動するパーソナルジムINFINITUSトレーナーの荒木です!
本日は、【初心者向け】ストレッチの方法について解説をしていきます!
体が硬い方必見です‼︎
目次
ストレッチとは?
ストレッチは、筋肉を伸ばす動作のこと。
これは皆さんご存知ですよね!
ストレッチを行う目的
- 柔軟性の向上
- 運動前のウォーミングアップ
- リラックスさせる
色々あるかと思いますが、代表的なのはこんなところですかね?
ストレッチする目的として、1番多いと感じるのは、柔軟性の向上です。
柔軟性とは?
- 関節可動域【ROM】
関節がどれくらい動くか?ということです!
皆さんも体が硬いなぁ?と感じるのは、体が動かないからですよね?
前屈で床に手が届かなかったり、開脚で脚が開かなかったり…
柔軟性を改善する手段の1つが、ストレッチです!
柔軟性に影響を及ぼす要因は?
- 筋肉と結合組織
- 筋肉の大きさ
- 元々の関節の構造
- 年齢
- 性別
などなど、様々な要因で柔軟性が変わってきます。
なので、ストレッチだけでは、柔軟性の全てが解決できないというのは、覚えておいてください。
ストレッチの種類
- スタティックストレッチ(静的)
- バリスティックストレッチ
- ダイナミックストレッチ
- PNFストレッチ
聞いたことがないストレッチばかりだと思いますが、一般的に行われるストレッチは、スタティックストレッチ(静的)です!
反動をつけないように、ゆっくり行うストレッチのことです!
今回は、スタティックストレッチについて紹介していきます。
スタティックストレッチのポイント
- 反動を使わないようにゆっくり行う
- ストレッチの姿勢で、15〜30秒キープする
- 呼吸を止めないようにする
スタティックストレッチのポイントは、反動を使わないことです。
冒頭でも説明したように、ストレッチを行う目的が、筋肉を伸ばすことでしたよね?
実は‼︎反動をつけて行ってしまうと、筋肉は伸びるどころか、縮んでしまいます。
これには、筋紡錘が関係しています。
筋紡錘とは?
- 筋肉の長さの監視役
筋紡錘は、筋肉の長さの変化を感知します。
過度に筋肉が伸ばされることによって、筋紡錘が反応します。
これによって、伸張反射が起こります。
伸張反射とは?
過度に筋肉が伸ばされると、筋紡錘は反応します。これ以上伸ばされてしまうのを防ぐため、伸ばされている筋肉に縮むように命令します。この流れを伸張反射と言います。
伸張反射は、過度な関節の動きや、筋肉の伸張による怪我を防いでくれますが、ストレッチをしている時にこの反応が出てしまうと、筋肉を効率的に伸ばす事ができません。
なので、痛いのに無理やり伸ばしたり、勢いよく反動をつけて行うストレッチでは、筋肉が伸ばされるどころか、縮んでしまっているので、思うような効果が得られません。
伸張反射を起こさないためにも、反動をつけずに、ゆっくり行う事が重要です。
※伸張反射を利用したトレーニングを、プライオメトリックトレーニングと言います。
相反抑制
スタティックストレッチを、より効果的に行う裏技として、相反抑制というのがあります。
相反抑制は、主働筋を縮めた時、拮抗筋(反対側の筋肉)が弛緩するという反射のことです。
例えば、太もも前に力を入れたら、反対側のもも裏の筋肉が緩むということです。
もも裏を伸ばすときは、もも裏の筋肉を意識するのではなく、前ももに力を入れながら行うと、よりストレッチされる可能性があります。
意識するのが難しい部位もあるかと思いますが、一度行ってみてください!
ストレッチするために重要なこと
ストレッチのポイントについて、色々説明してきましたが、最も重要なのは、筋肉の位置関係を知ることです。
ストレッチ(スタティック)は、筋肉を伸ばすために行うというのは、冒頭でも説明しましたよね?
伸ばす筋肉がそもそも、どこについているかを理解出来ていなかったら、うまく伸ばせないですよね?
なので筋肉の位置関係というのは、とても大切です。
効果的にしっかりストレッチしたいのであれば、解剖学を学ぶのが1番ですが、現実的には難しいと思うので、今回は下半身の簡単なストレッチをご紹介します!
大腿四頭筋(前もも)
- 長座で座ります
- 手を体の後ろにつき、伸ばしたい側の膝を曲げます
- 体をゆっくりと後ろに倒します
- 心地よいところで30秒ほどキープしましょう
※腰は少し丸めて、反らないように意識しましょう!!
前ももの筋肉は、膝を伸ばす働きがあります。なので、膝を曲げてあげれば伸びます。
前ももは名前の通り、4つの筋肉から構成され、その中でも大腿直筋だけ、膝関節と股関節を跨ぎます。
それ以外の3つは、膝関節のみを跨ぎます。
なので膝を曲げるだけで、大腿直筋以外はしっかり伸ばされますが、大腿直筋は股関節も跨ぐため、股関節のポジションも意識しないといけません。
大腿直筋は、股関節を曲げる働きがあるので、股関節を後ろに引く(伸展)動作をしてあげれば、うまくストレッチされます。
座ったまま行うと、股関節を後ろに引くことは難しいため、大腿直筋もしっかり伸ばしたい場合は、横向きに寝るか、立って行いましょう。
ハムストリングス(もも裏)
- 長座で座り、片方の膝を4の字に曲げます
- 伸ばす側の膝をしっかり伸ばします
- 背筋が丸まらないように、ゆっくり体を倒します
- 心地よいところで30秒ほどキープしましょう
※伸ばす側の膝が曲がらないように注意しましょう。また、背筋は丸まらないように、出来るだけ伸ばして行いましょう。
ハムストリングスは、膝を曲げる働きと、股関節を後ろに引く働きがあります。
なので、膝を伸ばして、股関節を曲げてあげれば、しっかりストレッチされます。
ハムストリングスのストレッチは、背筋を伸ばして行うのがポイントですが、丸まってしまう方は、ベンチなどに座った状態で行いましょう。
大殿筋(お尻)
- 両膝を立てて仰向けになります
- 片方の足首あたりを逆側の太ももに乗せます
- 両手で太ももの裏を支えます
- 太ももと体を近づけていきます
- 乗せている側のお尻がストレッチされているのを確認しながら、30秒ほどキープします
※乗せている側の脛の部分が、出来るだけ平行の状態をキープしましょう。
大殿筋は、股関節を後ろに引く(伸展)働きと、股関節を外に回す(外旋)という働きがあります。
なので、股関節を曲げる(屈曲)方向に持っていってあげれば、お尻はストレッチされます。
外旋という働きがあるので、本来ストレッチするときは、逆の内旋方向に持っていくのですが、写真のストレッチでは、股関節は外旋したままの状態です。
これはなぜかというと、股関節周りの筋肉は、運動の動作ポイントによって、働きが変わるからです(難しい話なので割愛します)
大殿筋は、股関節を曲げる角度が90°を超えたあたりから、外旋の働きではなく、内旋の働きになります。
なので、このストレッチでは、股関節を90°より深く曲げるので、ストレッチする際は外旋ということになります。
ややこしい話をしてすみません…
解剖学書に書いてある働きだけを知っても、ダメということですね。
下腿三頭筋(ふくらはぎ)
- 脚を前後に開きます
- 後ろの脚の膝は伸ばします
- 後ろの足の踵が浮かないように、ゆっくり前に体重を乗せていきます
アキレス腱のストレッチですね。
ふくらはぎの筋肉は、下腿三頭筋と言い、腓腹筋とヒラメ筋から構成されます。
ヒラメ筋は、腓腹筋の下に位置し、足関節だけを跨ぐ筋肉ですが、腓腹筋は、足関節と膝関節を跨ぎます。
筋肉の働きは、背伸びする動き(底屈)が主な働きです。
なので、このストレッチのポイントは、踵が動かないように、注意することです。
スタティックストレッチなので、反動をつけないように、気をつけてください。
まとめ
ストレッチもトレーニングと同じで、見よう見まねで行うのではなく、ある程度フォームが大切になってきます。
少しのポイントで、伸び感が良くなったりしますので、今回説明したポイントをしっかり確認しながら、ストレッチしてください。
今回は下半身のみのご紹介でしたが、基本的には考え方は同じです。
少し興味が出てきた方は、伸ばしたい筋肉のイラストなどをみて、イメージしながらストレッチしてください。
パーソナルジムINFINITUSでは、ストレッチの指導もさせていただいております。
体が硬い方や、硬いのが原因で、トレーニングフォームがうまくいかない方は、是非ご相談ください。
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荒木 翔大
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