サイドレイズのやり方は?機能解剖の観点からコツをご紹介!
皆さんこんにちは‼︎
大阪・四ツ橋・心斎橋で活動するパーソナルジムINFINITUSトレーナーの荒木です!
本日は、肩のトレーニング種目である【サイドレイズ】について、解説をしていきます!
肩を鍛えたい方必見です‼︎
目次
サイドレイズで鍛えられる筋肉
サイドレイズによって鍛えられる筋肉は、主に三角筋です。
一般的に肩は、肩こりなどで表される、僧帽筋上部を指すことが多いですが、トレーニングおける肩は三角筋です。
三角筋を鍛えることによって、肩幅が広くなり、逞しい上半身を手に入れることが出来ます。女性にもメリットがあり、三角筋がつくことによって、肩幅が広くなる分、相対的にウエストが細く見える可能性があります。
三角筋の機能解剖
三角筋は3つの部位に分類されます。
- 前部線維
- 中部線維
- 後部線維
それぞれ機能が違うため、丸い肩を手に入れるためには、それぞれの部位に刺激を入れることが重要です。
前部線維
鎖骨の外側1/3から上腕骨の三角筋粗面という場所に付着しています。
主な働き
- 肩関節の屈曲
- 水平屈曲
- 内旋
中部線維
肩峰と呼ばれる部位から、上腕骨の三角筋粗面に付着しています。
主な働き
- 肩関節の外転
後部線維
肩甲棘と呼ばれる部位から、上腕骨の三角筋粗面に付着しています。
三角筋は、それぞれ起始は別ですが、停止部は全て三角筋粗面です。
主な働き
- 肩関節の伸展
- 外旋
- 水平伸展
サイドレイズの正しいフォーム
- 足幅を肩幅程度に開く
- 両手にダンベルなどの重りを持つ
- 軽く肘を曲げておく
- 肩がすくまないように腕を横に開く
- 腕が床と平行まで挙げる
上記の動作を10回程度、丁寧に出来る重量で行いましょう。
サイドレイズのNGフォーム
- 肩がすくんでいる
- 肘が曲がりすぎている
- 腕を横に開くときに、膝の反動を使っている
この写真のように、肩がすくみすぎてしまって、三角筋ではなく、僧帽筋上部(肩こりの部分)ばかりに効いてしまう方が多いです。
簡単な動作に見えますが、意外と難しいのがサイドレイズです。
三角筋にしっかり効き、関節にも負担が少ない方法を紹介していきます。
サイドレイズの挙げていく方向
サイドレイズの動作は、肩関節の外転です。
なので、肩関節を外転させる、三角筋中部が主に刺激されます。
※厳密には、前部線維も後部線維も働きますが、主に働くのが中部線維です。
外転動作なので、体に対して腕を真横に挙げがちですが、この動作は肩関節に対して、負担がかかってしまう可能性があります。
こちらの画像をご覧ください。
右側の肩を上から見ている画像です。
わかりやすいように、鎖骨を取り除いています。
肩甲骨は、胸郭(胸骨と胸椎と肋骨から構成されるカゴ)に対して、乗っかる形でついています。
肩甲骨の位置をよく見てほしいのですが、肩甲骨が胸郭に対して、真横ではなく30〜40°ほど、少し斜め前についているのがわかりますよね?
これを肩甲骨面といいます(スキャプラプレーン)。
肩を挙げる際は、肩甲骨面を意識しないと、肩関節に対して、負担がかかる可能性があります。
サイドレイズの際も、肩甲骨面を意識して挙げていくと、真横ではなく少し斜め前に挙げていくことになります。
※肩甲骨をしっかり寄せてあげると、胸郭に対して肩甲骨が真横に位置するので、その状態であれば真横に挙げるサイドレイズでも大丈夫です。
小指を上に向けるように捻るか?
サイドレイズをするときに、挙げながら小指を上に向けて!と言われたり聞いたことはないですか?
これはあまりおすすめしません。
その理由は、肩関節の構造に問題があります。
腕を横に挙げていく時は、徐々に肩関節が外旋(親指が上を向く)しないと、肩は耳の真横まで挙がりません。
一度小指を下に向けたまま、真横に腕を挙げてみてください。姿勢を真っ直ぐの状態をキープしたまま、耳の横まで挙がりましたか?
無理ですよね?頑張っても床と平行より少し上ですよね?親指を上に向けて同じように挙げてみてください。よっぽど固くない限り、耳の横まであがりましたよね?
これは肩関節の構造上、そのようになっているんです。肩甲骨と腕の骨がぶつかってしまうのです。
なので、小指を上に向けたサイドレイズでは、骨同士がぶつかるような動作になってしまうので、いつか怪我をしてしまう可能性があります。
手の甲が、上を向く形で行うのがベストでしょう!
サイドレイズの挙げていく意識
サイドレイズで起こりやすいNG動作が、先ほど説明した、肩がすくんでしまうことです。
肩の構造上、肩が少しすくんでしまうのは、自然な事なので仕方ありません。
しかし、三角筋を効果的に刺激するためには、肩はすくまないように行うのがベストです。
肩が上がらないように、肩を下げる意識(首を長くするイメージ)のまま、腕を挙げていくのがおすすめです。
その際、ダンベルを横に放り投げる意識で行うと、肩が上がりづらくなります。
腕を体から、引き離すような意識ですね。
この意識を持つだけでも、肩が上がりづらくなるでしょう。
サイドレイズのバリエーション
- ワンハンドサイドレイズ
- インクラインサイドレイズ
ワンハンドサイドレイズ
サイドレイズは、両手にダンベルを持って行うことが多いです。
両手で行うと、どうしても肩がすくみやすい方は、片手で行うと肩が下げやすくなります。
基本的な動作は同じです。
インクラインサイドレイズ
この種目も、片手で行います。
ベンチ台を使用するのですが、ベンチの角度を30〜45°程度にセットしてください。
ベンチに対して真横に寝転び、サイドレイズと同じ動作を行います。
重力の関係上、通常のサイドレイズは、三角筋に対してストレッチがあまりかかりませんが、インクラインサイドレイズでは、三角筋に対してしっかりストレッチをかけることができます。
ストレッチの負荷を掛けてあげることが、筋肥大にとっては有効でしたよね!
まとめ
フィジークなどのボディコンテストが流行ってきたおかげで、三角筋を鍛える方が多くなりましたよね。
しかし、トレーニングで肩を痛めてしまう方も多いかと思います。
悪いフォームでの蓄積が、将来関節を痛めてしまう可能性があります、
ずっと健康的な体で過ごせるように、正しい知識を身につけてトレーニングに取り組んでいきましょう‼︎
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荒木 翔大
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