脂肪燃焼するには糖質が必要?
皆さんこんにちは!!
大阪・四ツ橋・心斎橋で活動しているパーソナルジムINFINITUSトレーナーの荒木です!!
本日は、脂肪を燃焼するには糖質が必ず必要か?について解説したいと思います。
糖質って重要なの?
脂肪燃焼には糖質が必要か?
まず始めに、抑えておきたいところから解説します。
人間の体はATP(アデノシン三リン酸)という物質を使い、エネルギーを作り出しています。
車でいうところのガソリンですね!!
車は車体だけあっても動かないですよね?
人間も同じで、骨と筋肉だけでは動かないです。
動かすためには、ATPが必ず必要になってきます。
ATPは無限にあるのか?
もちろん無いです!!
無限にあったら永遠に動けてしまいますよね。
車と同じように、ガソリンが無くなったら補給しなくてはいけません。
正確に言うと、体内で新しく作り出す必要があります。
体内でATPを作り出す3つのシステム
- ATP-CP系(ホスファゲン)
- 解糖系(乳酸系)
- 酸化機構(有酸素系)
この3つのシステムから、ATPは再合成されます。
ATPを再合成するために必要な物質
- クレアチンリン酸
- 糖質
- 脂質
※タンパク質(アミノ酸)も使われますが、効率が悪いのであまり使われません。
糖質は体を動かすエネルギーになるのでしっかり摂りましょう!!
というのは、ATPを作り出すために必要であるから言われているのですね。
脂質も同じです。
クレアチンはサプリメントでも販売されていますね。
細かい話は省きますが、要はATPが必要だということです!!
では、なぜ脂肪を燃焼するときに糖質が必要なのか?
理由はそれぞれATPを作り出すシステムの流れが原因となっています。
今回の話では、ATP-CP系は関係ないので省きます。
今回の話で重要となるのが、解糖系と酸化機構です。
解糖系は、文字の通り糖を分解してATPを作り出す。
酸化機構は、以前投稿したカルニチンの経路ですね。
主に脂肪からATPを作り出します。
めちゃくちゃざっくり表記すると↓
解糖系
糖(グルコース)
↓
ピルビン酸
ピルビン酸までの経路で、2つのATPを作り出します。
これが解糖系です。
ピルビン酸は、ある条件では乳酸に変換されます。
このピルビン酸がとても重要なので、覚えておいてください。
酸化機構もざっくり表記します。↓
酸化機構
脂肪酸
↓
アセチルCoA
↓
クエン酸回路
酸化機構では、最終的にクエン酸回路に入ってATPを作り出します。
解糖系で産生されるピルビン酸もアセチルCoAに変換され、同じくATPを作り出します。
なので、解糖系も酸化機構も最終的に、アセチルCoAに変換されるのは同じという事ですね。
ここで重要なのが、クエン酸回路です。
クエン酸回路は、名前の通りクエン酸があると回路が活性化します。
では、クエン酸はどこから産生されるのか?
それは、アセチルCoAとオキサロ酢酸です。
アセチルCo Aとオキサロ酢酸がくっつくとクエン酸ができるので、クエン酸回路が活性化します。
ここがポイントです。
アセチルCoAは解糖系からも酸化機構からも作り出せます。
しかし!!
オキサロ酢酸を作り出すには、ピルビン酸が必要です。
酸化機構からは、ピルビン酸は作れません=オキサロ酢酸は作られません。
ということは…
解糖系が働かないと、クエン酸回路が上手く回らない=脂肪からもATPを作る量が減る=脂肪燃焼効果が弱まる
というざっくりの流れです。
だからダイエットでは、糖質が重要だということですね。
実際は糖質を摂らなくても、ケトン体からコハク酸が産生されてクエン酸回路は回るんですが…
ダイエットには糖質が重要だということがわかったと思いますが、だからと言って食べ過ぎはもちろん良く
ないですよ!!
食べ過ぎは何でも良くないという当たり前のことですね。
ダイエットで悩まれている方は、大阪・四ツ橋・心斎橋でパーソナルジムをお探しの方は、是非パーソナルジムINFINITUSへ!!
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荒木 翔大
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